アートからはじめる自分らしい家づくり

関西・滋賀で活動。
壁×色×アートであなたのウチ(家)イロ(色)を調え、
より豊かな人生へとご案内。

建築カラープランナー&アートライフスタイリストの中田あいです。

3月は去る…とはよく言ったもので、2021年も3ヶ月があっという間に過ぎ去ろうとしています。

4月から大学に通う長男が一人暮らしを始めることに。
この月末に引越しなのにのんびりした様子に、「大丈夫?」とツッコミどころ満載なのですが、手出し口出しはなるべく控えて、良き人生経験になるといいなと思い見守る姿勢を意識しております。

家財道具を揃えるにあたって、あらためて本人の好みや選ぶ優先順位や基準などを話す機会になっていて、これから一人暮らしの中で、どんどん自分の好きを集めて楽しんで欲しいなと願っています。

なぜなら、これまでの自分の経験や家づくりに携わる仕事で得た想いがあるからです。

色彩学に基づいた建築カラーのコーディネート提案

思い出す…自分らしさを見つけるインテリア迷子

息子と電気ケトル1つ購入する場面でも、どんな色?形?値段帯?メーカー…と、物を選びとる基準も人それぞれで、親子であってもこだわるポイントの違いに面白いなと感じます。

そもそも、鍋で湯を沸かせるから必要ないと言う考えもあるだろうし、お気に入りのポットがインテリアとしてキッチンにあるだけでテンションが上がると言う人だっていると思うのです。

私自身は、20代前半に結婚。それまでは、実家暮らし。

次男妊娠中に新築一戸建てを購入するも、当時、夫(内装業)の取引先建築会社で建てることが決まっていたので、選べる仕様やメーカーも限りがあり、自分の頭の中に描いた妄想と現実の狭間で、一気にテンションが下がって夫任せにしてしまい、建てた後ですごく後悔をした経験がありました。

その時は、自分がどんなモノが好きとか、どんな暮らしをしたいとか、深く考えたことはなく表層的なものだったし、誰の価値観とは分からない、自分で考える世間一般的な基準で物事を選んでおりました。

それでも、家業が内装業と言うことで、壁紙を貼り替えることは比較的容易でしたので、一面の壁を飽きたら貼り替えるなどしてちょっと思い切った色柄も試すことができ、自分の好みをリアルに探って行くことができました。

カジュアルなインテリアを楽しんだ時期

壁紙の貼り替えで暮らしの変化を体験

間取りや設備にも住みにくさを感じていたのですが、壁紙を貼り替えたことでその不満が減って行く体験をしました。

壁紙を貼り替えた背景は、以前と同じものを飾っても何だかいい感じに映えるようになり、そこを調え設える様に意識するようになりました。

お気に入りのスペースが家の一角にあるだけで、不満はどんどん減っていき

「もっとこうしておけばよかった…。」とつい考えてしまう思考から、「結構、いい感じ♪」と、思えるようになったことで、思考がポジティブになっていき、ある一角のスペースから、どんどん家の中に好きなスペース、心地よいスペースが増えていきました。

リフォームが大掛かりになってしまうフローリングも、色が好みでは無かったのに、壁紙を貼り替えてから気にならなくなりました。

家で過ごすことが楽しくなり、家族団欒の時間もどんどん増え、今思うと、限られた子供との時間やコロナ禍での自粛期間など、壁紙を貼り替える労力や金額は投資となり、大きなリターンとなって帰ってきたと感じます。

色彩理論を学び、それを生かした壁紙のコーディネート提案の仕事でも、リフォーム時に買い替えようと思っていた家具や設備がむしろ素敵に高見えする様になり、結果的にそのまま使い続けるお客様が多々ありました。

さらになぜアートなの?

それから私は、アートのある暮らしをするようになり、インテリアに投資したこと以上に大きな意識や行動の変容を体験しました。

アートを探す過程で知る価値観の多様性。

購入し自宅に飾り日常の中でお気に入りのアートを鑑賞することで、自分の中に埋もれていた感覚や感性との出会い。

同じ様な毎日でも、自分の心持ちが色々と変化していることを、アートから受け取り変化を感じる体験。

言葉にはならない感覚を掴むような自分の内面との対話。

そのような体験で自分の中から消えて行ったのは、「〇〇風なインテリア」を目指す事でした。

唯一無二のアートの存在は、そんな括りでは収まらないのです。

インテリアの好みは、色・形・素材選びであるならば、アートは目には見えない部分を知るツールであり、象徴になるもの。

他には真似できない、自分らしさを表現できる空間づくりの道標となり、近道になるのです。

アートのある暮らしで豊かになったおうち時間

アートのある暮らしの始め方

お家でお気に入りのアートを眺めながら、お茶をする…。

そんなシーンを思い浮かべてもらうと、豊かな時間が流れるのを感じてもらえるのではないでしょうか?

どこか素敵な場所へ出かけなくても、自分の家やその何気ない日常が、自分を満たしエネルギーの循環が起こる場所となるのです。

けれど、アートはどこで買えるの?どうやって飾るの?

そもそもセンスが無いと思ってしまう、実用性のないものを購入する優先順位が低い、スペースが無いなど二の足を踏んでしまうこともあるでしょう。

オンライン会議が増え、画面に映し出される自宅の背景が何だか味気ないと感じる人もいらっしゃるのではないでしょうか?

お家時間が増えた今、家を見直したい、リフォームしたいと考えている人も多いでしょう。

色々と気になる所が多く、何から手をつけていいか分からないと行動に移せない人もいらっしゃるでしょう。

だからこそ、自分らしい家づくりの道標をまず見つけてみることをおすすめします。

そして、空間面積の大きな部分を占める壁、あらゆるモノの背景となる壁を替えてみることで起こる効果で、「これが我が家?!」と、ときめいて欲しい。

もし、リフォームや家づくりを考えているタイミングであるならば、日常を豊かに暮らす空間づくりのチャンスです。

ますますお家時間の重要性を意識した人たちが増えた今、ちょっと知っておくと他とは差がつく壁紙選びのコツをお伝えする機会をお声がけいただきました。

機能性や見た目だけに留まらない、アートから始めるプチリノベーションのヒントにしていただきたいです。

もし、このようなタイミングでご興味が湧いた方がいらっしゃいましたら、ぜひご参加お待ちしております。

セミナー概要

【壁紙でプチリノベーション講座】

日時:4/23(金)①13:30-14:00 ②15:30-16:30

場所:HDC大阪 C terrace(北館5F)

定員:各回24名

参加料:無料

申込先・詳細:https://www.hdc.jp.net/osaka/event/

またはTEL 06-4802-2700

主催:HDC大阪(ハウジング・デザイン・センター大阪)

壁紙を替えるだけで、まるでお部屋をリノベーションしたように気分を一新。

今回はそんな壁紙をチェンジした実例と壁紙選びのコツ。

さらには、その先の彩りと豊かさをお家に取り入れるヒントをお伝えします。